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ウェブアンテナ計測のしくみ

「ウェブアンテナ計測のしくみ」への回答

ウェブアンテナは、「計測パラメータ」、「入口ページタグ」を用いて流入を計測し、「コンバージョンタグ」を用いてコンバージョンを計測します。また、ウェブブラウザのCookieを用いて、それぞれ計測された同一ユーザの「流入」、「コンバージョン」の紐付けを行います。

本記事では、流入計測、コンバージョン計測、Cookieによる紐付けの3つに分けて、計測のしくみについて概要を説明します。

流入計測のしくみ

広告流入

計測を行う広告の最終的なリンク先(入口ページ)のURLに「waad=xxxxxxxx」という形のウェブアンテナ計測パラメータが付与されるように媒体側へ入稿します。

計測パラメータはウェブアンテナで広告設定を行うことで取り出すことができ、「xxxxxxxx」の部分は、計測する広告毎に異なります。

ユーザが入口ページにアクセスすると、ページ内に設置した「入口ページタグ」により、URLに付与されているウェブアンテナ計測パラメータが読み込まれ、流入情報としてウェブアンテナ計測サーバへ情報が送信されます。

前述の通り、計測パラメータは広告毎に異なるため、どの広告がクリックされたのかについて計測することができます。

自然検索流入・その他流入

自然検索流入・その他流入については、入口ページタグが設置されているページで、URLに広告パラメータ(waad=xxxxxxxxx)が付与されていない場合に計測されます。

入口ページタグは、リファラ情報の取得を行い、計測サーバへ情報を送信され、リファラ情報により、自然検索流入、その他流入、サイト回遊の判別が行わます。

リファラがウェブアンテナで登録されている検索エンジンの検索結果ページであった場合は、自然検索流入として計測されます。

リファラが検索結果ページでない場合、リファラが計測対象サイトに登録されているか否かにより、その他流入なのか、サイト内回遊なのか判定されます。具体的には、計測対象サイトに登録されていないリファラの場合はその他流入、登録されているリファラの場合はサイト内回遊として処理されます。ノーリファラの場合は、セッションの先頭アクセスであればその他流入として、セッション途中のアクセスだった場合はサイト内回遊となります。

※自然検索流入・その他流入の計測はオプションサービスです

コンバージョン計測のしくみ

コンバージョン対象ページに、コンバージョンタグを設置することで、計測することができます。コンバージョンタグを設置しているページにユーザがアクセスすると、ウェブアンテナ計測サーバへ情報が送信されます。

コンバージョンタグは、ウェブアンテナで設定したコンバージョンポイントにより、内容が一部異なるため、複数のコンバージョンポイントを区別して計測することができます。

また、コンバージョンタグに動的に情報が入力されるようにすることで、ユーザの属性情報などのコンバージョンの詳細情報をコンバージョン属性として取得することも可能です。

※コンバージョン属性はオプションサービスです

コンバージョンページのリロードなどにより、重複してコンバージョンが計測されることを回避するための設定方法として、ルート設定という設定もあります。

Cookieによるユーザ紐付けのしくみ

それぞれ個別に計測された流入情報やコンバージョン情報について、同一ユーザの情報と特定する方法として、ウェブアンテナではブラウザのCookieによる紐付けを行います。

ウェブアンテナの計測では、計測対象のサイトドメイン毎に発行されるCookieを使用します。そのため、流入ページとコンバージョンページでドメインが異なる場合(サブドメイン違いを除く)、そのままではユーザの紐づけができなくなりますので、正確な計測を行うためには、ドメイン毎に発行されるCookie情報の引き継ぎ処理を行う必要があります。具体的には、クロスドメイン遷移するリンクに加工を行い、遷移前のCookieの情報をパラメータに付与して、遷移後のページで取得し、情報を計測サーバへ送信します。

 

Cookieによる紐付けを行っているため、ブラウザや端末が異なるアクセスは、たとえ同一ユーザからのアクセスであっても、紐付けることはできません。また、ユーザがCookieを削除した場合も紐付けはできなくなります。

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