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アカウント設計の考え方

「アカウント設計の考え方」への回答

この記事では、ウェブアンテナの導入作業を行う前にアカウント・計測設計の考え方を説明しています。

【目次】

  1. コンバージョンポイントを決める
  2. コンバージョン属性を決める(コンバージョン属性オプション契約の場合のみ)
  3. 設定する代理店権限を決める
  4. 広告設定のルールを決める
  5. ドメイン引き継ぎ処理をする箇所を決める
  6. 計測対象サイトの範囲を決める(自然検索・その他流入計測オプションを契約の場合のみ)

1. コンバージョンポイントを決める

決めること

  • コンバージョンとして計測したい成果地点を決める

具体例・イメージ

  • 商品購入
  • 会員登録
  • 資料請求

画面・計測データへの影響

  • 計測中のコンバージョン地点は管理画面上で横並びで表示されます(非表示にする設定も可能です)

考え方

  • 基本的には、日々追っているウェブ上の成果地点の取得をご検討ください
    • コンバージョンページが異なっていても、共通のタグを設置することで、一つの指標に統合できます
    • コンバージョンページが同じでも、特定条件でタグを出し分けることで、成果地点を分割可能です。出し分け実装ができるかは自社サイトの管理者にご確認ください
  • コンバージョンポイントが多数並ぶことで、見づらくなる可能性があるため、ご注意ください
  • 最終的な成果地点以外を計測する場合、中間コンバージョンオプションの契約が必要です
  • また、各コンバージョンポイントはルート設定という、リロードなどによる重複カウントを防ぐ設定をすることも可能です
  • デフォルトの上限は20個までです

【特殊ケースの設計方法】

2. コンバージョン属性を決める(コンバージョン属性オプション使用の場合のみ)

決めること

  • 各コンバージョンポイントに対して取得したい詳細情報を、フォームの入力項目などから決める

具体例・イメージ

画面・計測データへの影響

  • コンバージョンレポート上で、流入情報と紐付いて確認ができます
  • データを集計することで、LTV分析や購入金額ベースでの広告評価などが可能になります

考え方

  • 流入情報と紐付けて分析したいコンバージョンの詳細情報やユーザ情報を考えます
  • コンバージョン属性取得には、コンバージョンタグへの取得したい値の埋め込み処理が必要です。サイト側への値の書き出しやプログラム記述が必要な場合が多いため、事前に自社サイトで実装できるかご確認ください。
  • 取得する項目としては、大きく4種類あります
    • コンバージョンの詳細情報
      例) 商品名、加入コース名など
    • ビジネス貢献を左右する情報
      例) 購入金額、新規/既存など
    • ユーザ属性情報
      例) 年齢、性別、都道府県など
    • 自社DB、基幹システムとの紐付け情報
      例) 会員ID、申込みIDなど
  • どのような分析がしたいかをイメージし、取得内容と取得形式をご検討ください
  • デフォルトの上限は10個までです

3. 設定する代理店権限を決める

決めること

  • 設定する代理店権限を洗い出す・決める

具体例・イメージ

  • 代理店A
  • 代理店B
  • 代理店C

画面・計測データへの影響

  • 広告主権限では全ての施策の成果が閲覧できますが、代理店権限では自社または、閲覧を許可された他社の代理店権限の施策のみがレポート画面に表示されます

考え方

  • 代理店権限を切るとその権限で設定した広告の成果しか見られない代理店用IDを作成できます
  • また、代理店用IDから、広告設定作業を実施することができ、広告設定作業を切り出すことができます
  • そのため、代理店様に広告プロモーションをお願いしている場合は、原則、各代理店様毎に権限切ることを推奨します
  • また、特定の代理店権限から別の代理店権限の広告成果を閲覧できるように設定することもできるため、中間的な権限を作成することも可能です
  • 権限構造の詳細はこちらをご覧ください

4. 広告設定のルールを決める

決めること

  • 広告種別・媒体毎に「設定粒度」、「ネーミングルール」を決定する

※決定内容を記入、共有するためのテンプレートファイルも用意していますので、必要に応じて、編集してご利用ください

※設定粒度だけを検討する場合は、テキストメモでも十分です

具体例・イメージ

※「広告設定ルール表:」

画面・計測データへの影響

考え方

【設定粒度】

  • ウェブアンテナは、広告のリンク先URL(広告パラメータ)単位で、成果を把握することができます
  • 細かい単位でご登録いただくほど、詳細に成果を把握できますが、URLの更新頻度が高く運用負荷大きい場合などは、細かな単位設定は行わず、共通のパラメータを使いまわすことも可能です
  • パートナー企業様に運用を依頼される場合は、事前にどの粒度での広告登録が可能かご相談ください
  • 以下のような判断例があります
    • 細かい単位で成果把握したいので、URLごとにすべて広告設定をする
    • 毎日配信する自社メルマガのURLパラメータを変更するのは大変なので、自社メルマガ用のパラメータを1つだけ設定し、同じパラメータを使いまわす
    • リスティング広告は更新頻度が高く、運用負荷が大きいため、キャンペーン単位で広告登録し、そのキャンペーン以下では、パラメータを使いまわす

【ネーミングルール】

  • 基本は、運用媒体側で既に登録いただいている名前や分かりやすい名前でご登録ください
    • 媒体、広告枠に関しては、表記ゆれ防止のため、ウェブアンテナ媒体マスタからの選択式になります
  • 追加で検討する点としては、広告媒体種別以外で成果把握したい軸がある場合は、統一の表記ルールを事前にご設定ください。
    • 分析軸を入れる
      • ターゲットユーザ層
      • 訴求方針
      • 商品種類
    • 配信方式の表記ルールを統一する
      •  リターゲティング系のメニューはキャンペーン名に”【RTG】”と記載する
      • ターゲティングメニューは”【TG】”と記載する
        ※【RTG】/【RMG】で表記ゆれする、「TG」で検索した際に、「RTG」も対象になるなどの問題を回避できます

 5. ドメイン引き継ぎ処理をする箇所を決める

決めること

  • Chrome/Safari/Firefoxユーザのクロスドメイン計測のため、どこまで引き継ぎ処理をするか決める

具体例・イメージ

  • フォームへのメイン導線だけ実装する
  • サブドメイン違いはあるが、ドメインは一つであるため対応不要

画面・計測データへの影響

以下の場合、流入とコンバージョンが紐付かないため、ドメイン引き継ぎ処理を実施しないと、正しく計測ができません。

  • Chrome/Safari/Firefoxブラウザ(※注)を使用しているユーザ
  • 流入ページとコンバージョンページが別ドメイン(サブドメイン違いを除く)

考え方

  • クロスドメイン対応は、ドメインをまたぐリンク1つ1つに対して加工が必要です
  • タグマネージャー(GTM, YTM)をご使用の場合は一括での設定も可能です
  • 流入ページとコンバージョンページのドメインが異なる場合は、メイン導線だけでも実装いただくことを推奨します

6. 計測対象サイトの範囲を決める(自然検索・その他流入計測オプションを契約の場合のみ)

やること

  • 外部サイトからの流入としたくないアクセス範囲を決める

具体例・イメージ

  • lexample.com
  • lsub1.example.com
  • llogin.social.com

画面・計測データへの影響

  • 計測対象サイトに登録していないサイトからのアクセスはすべて外部サイトからの流入としてカウントされます

考え方

  • 基本的には計測タグを設置する領域すべてになりますが、その他流入計測オプションを使用されている場合は、加えて下記のような外部サイトもご検討ください
    • コンバージョン前に経由する外部の決済サイト
    • ソーシャルログイン導線で存在する外部サイト
  • 自然検索オプションのみご使用の場合は、計測タグ設置領域だけで問題ありません

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