広告の配信が始まって、クリックは想定通り計測されているにもかかわらずコンバージョンが計測されない場合、以下の原因が考えられます。
コンバージョンページタグが正しく設置されていない
コンバージョンポイントとなっているページにおいて、
- タグが正しく設置されているか
- 設置されたタグに誤り (設置中に一部消去してしまった、タグが改変されているなど) がないか
- 設置するとき、管理画面から最新のタグを取り出したか
- タグマネージャーの設定に誤りがないか ※タグマネージャーを利用されている場合
を確認してください。
※サイト移行時などに既存のタグをそのまま載せ替えると、「タグの破損」「https ページへの http 用タグ設置 (古いタグには http/https の区別があるため)」といった状態を引き起こすため、常に管理画面から取り出してください
ルート設定をしている場合は、ルートに指定したページ全てにコンバージョンページタグが設置されているかを確認してください。
コンバージョンページタグの発行方法、タグマネージャーの設定方法、ルート設定に関しては関連トピックをご覧ください。
ドメイン引継ぎがされていない(ドメインが異なる場所がある場合)
ウェブアンテナでの計測には1st Party Cookieを使用しているため、「クリックで流入したページのドメイン」と「コンバージョンポイントのドメイン」がドメイン全体で異なる場合に計測を行うには、ドメインをまたぐ場所(リンク)でのドメイン引継ぎ処理ならびにタグ設置が必要です。
※ www.example.com → shop.example.com のような、サブドメイン違いの場合は引き継ぎ処理が不要です
この引継ぎ処理やタグ設置に漏れがないかをご確認ください。
ドメイン引継ぎ処理については専用マニュアル(マニュアル各種ダウンロードのページにあります)をご覧ください。
クリックとコンバージョンが別の端末やブラウザで計測されている
流入とコンバージョンが別の端末やブラウザで計測されるような場合、Cookie による紐付けが出来ないためコンバージョンとして計測されません。以下のようなケースが想定されます。
- スマートフォンで広告クリックした後、PCに移動してコンバージョンが行われる
- アプリ内ブラウザで広告クリックした後、標準ブラウザに移動してコンバージョンが行われる
クリックとコンバージョンの間に別の流入が計測されている
流入からコンバージョンまでの間に別の流入が計測された場合、別の流入によるコンバージョンとして計測されてしまいます。
このケースでは、別の広告クリックが間に計測された場合、当該広告のクリックに対してはアシストが記録されますが、自然検索流入・その他流入のみが間に計測された場合、当該広告のクリックに対しては再来訪コンバージョンが記録されます。
実際のコンバージョンが発生していない
配信された広告をクリックしたユーザはいるものの、コンバージョンしたユーザがまだいない場合です。媒体側ではコンバージョンが計測されているものの、ウェブアンテナ側では計測されていないといった場合には、媒体側とウェブアンテナ側とでコンバージョンの定義が違っていないかご確認をお願いいたします。
レポート画面上に表示されない設定になっている
レポート画面の表示項目の設定が適切でなく、該当のコンバージョンが表示されない設定となっていますと、たとえコンバージョンが正しく計測されていたとしても、画面上で計測結果を確認することができません。
こちらを参考に、該当のコンバージョンが表示されるよう表示項目の見直しを行ってください。